一緒に、陽の当たる場所で働いてみませんか?
一人で頑張らないで。
2014年、秋。
『難病でも本当にいいんですか?障がい者手帳、私持ってないですけど!』
この、一本の電話。 未来に、光が差した瞬間でした。
■突然の発症
私が、病気と宣告されたのは、20歳の時。
進行性の、脳の難病です。
宣告前の職業は、子供の頃から夢だった保育士。
ずっと、目標にしていたお仕事。
あの頃の私は、子供たちに囲まれて働いていました。
そして毎日に幸せを感じて暮らしていました。
ですが、この時から少しずつ病気による変化が身体に現れ始めたのです。
その変化は留まることなく進み続けました。
日々、コロコロ変わってしまう体調。
自分の意思に反して、身体が動かせなくなる。
猛烈なめまい、吐き気。
これらの症状が突然襲ってくるのです。
■諦め
「仮病」
「また休むの?」
「気の持ちようでしょ?気合いが足りない!」
こういった言葉を、まわりの人から投げかけられることもありました。
そして病状が進むにつれて、ひとつの選択をしなければなりませんでした。
それは、夢だった保育士のお仕事を諦めること。
それからは、変化する体調や発作と付き合いながら、アルバイトで生計を立てる毎日。
■進行との戦い
そんな時、私はただ謝ることしか出来ませんでした。
「すみません…」 「ゴメンなさい…」
繰り返す発作。
全く病気の進行は止まりません。
病名は伏せますが、私は4度にわたり頭の大手術を受けました。
その先に待っていたのは長い療養生活。
■回復
ただ、手術のお陰でしょうか、少し症状が落ち着きを見せ始めてくれました。
それでも、健康とは程遠いもの。
■世間の目
私は、生きていく為に仕事をしなければいけません。
ハローワークへ仕事探しに行き、総合受付で病気のことを伝える。
すると障がい者部門に通されます。
そして、「障がい者手帳をお持ちですか?」と、毎回係の方に聞かれます。
私は、“特定医療費(指定難病)受給者証”というものは持っていますが「障がい者手帳」は持っていないのです。
ですから、いわゆる“障がい者枠”というものでは、働けない。
一般枠で、健常者の方と同じ形で就職活動をするしかありませんでした。
ただ、病気の症状で突然動けなくなることもあるので、就職先には必ず病気であることを伝えなければなりません。
それが理由で何十社にも断られ、派遣の登録でさえ断られてきました。
■周りとのギャップ
働き盛りの20代。
友人や周りの人は、社会人としての経験を着実に積んでいっています。
でも私は…。
社会人としての居場所がない。
将来が見えず、苦しかったです。
完全に、行き場を失いました。
■希望と不安
ある日、電車に乗っていつものように、ハローワークに向かっていた時。
何気ない気持ちで、スマホで求人サイトを開きました。
検索ワードは《難病》 『見つかるわけ無いよな〜』 そう思いながら見ていまいした。
すると「とある」ワードが目に止まったのです。
この時、体の震えが止まらなかったのを今でも覚えています。
だって、求人に書いているんです!
「難病の方」って!
何回も意味なくスマホの画面を上下に動かしてしまいました。
仕事内容を読んだって、全く頭に入ってきません。
『これ、嘘ちゃうよな?ホンマやんな?』
これまで難病の人を募集している求人を見たことが無かったから、疑いながらも心が踊ったこと、今でも忘れられません。
私は電車を降りてすぐ、勢いだけで電話をしました。
「難病でも本当にいいんですか?障がい者手帳、私持ってないですけど!」
すると「難病の受給者証をお持ちであれば、大丈夫ですよ」、そう答えてくれました。
■チャンス
もしかしたら私にも、まだ社会人としてのチャンスがあるのかもしれない!
と、同時にこのチャンスを逃したら…と、思うと怖かったです。
ここまでが、この会社に入社するまでの私。
「ビジネス・ライフデザイン」
職務内容も全く理解しないまま、とにかく入社したい一心でした。
でもデザインという名の付く会社。
パソコンも出来ない、絵も描けない、手先は不器用で、字は上手くない。
そんな私に、みんなが一つ一つ丁寧にお仕事を教えてくれました。
もちろん私も言われたことは出来るまで努力をしました。
芸術的センス0の私。
絵が書けないなら写真の腕を磨けばいい。
数字が読めないなら、文字を活かせばいい。
丁寧に写真の撮り方から文章の書き方まで教えてもらい、今では会社のホームページの写真や文章を作ることも任せて貰えるようになりました。
そして、デザイン会社の委託販売プロジェクトのリーダーも任せて貰っています。
■諦めない
ここに入社して2年。
どんどんやりたい事や、出来る事が増えてきて毎日が楽しい。
いままでは、社会に取り残される孤独感。
働いたとしてもまわりに迷惑をかけてばかり。
入社するまでは、 『すみません』 『ゴメンなさい』 これが、口癖になっていました。
■ありがとうの連続
ですが、今では 『ありがとう』が増えました。
一緒に働く仲間は、それぞれ病気や障害を抱えているからこそ、私の痛みも分かってくれる。
お互いに支え合う存在になれるからこそ、体調を崩しても安心して働くことが出来る。
難病を持っていても社会生活を送ることが出来るのです。
どんな時も見放さずに手を差し伸べ続けてくださる、社長さんや職員さん、一緒に働く仲間がいる毎日。
そして、その毎日が『ありがとう』の連続です。
これからも感謝と思いやりの気持ちを忘れず、笑顔で仕事をしていきたい。
■違う夢
保育士としての夢は諦めたけれど、今は違う夢が出来ました。
これを見てビジネス・ライフデザインに興味を持たれた方、気軽な気持ちで一度会社へ見学に来てみませんか?
勇気を出して踏み出すその一歩が、あなたの笑顔と自信へ繋がります。
あの頃の私のように、障がい者手帳を持たず働くことが難しい、難病と闘うまだ見ぬ仲間へ。
また、障がい者手帳を持っているけど生き生きと働きたいあなたへ。
もう、一人で頑張らないで。 一緒に、陽の当たる場所で働いてみませんか?
障がい者就労継続支援A型事業所指定番号2719400851
ビジネスラ・ライフデザイン株式会社
https://bld.support/
難病を抱えての就職は可能です。
特定難病受給者証をお持ちで就職されたい方、
特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちで就職されたい方
病院で難病の診断書を発行してもらえる方
一度、ご連絡くださいね。
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